2017-06-10 7. 恋の障害物競走 いや、まさか、こんなところに落とし穴があるとは。 人生分からない。 いやいや、これは落ちてはいけない穴だ。 それはさすがに私でも分かる。 まず、相手にとって私は明らかに受付対象外だ。 そして私が強引に手を出したら逮捕されるやつだ。 お先真っ暗なのにもかかわらず、 私の心臓は高なった。 いや、本当に血圧が上がったと思う。 ドーパミンも大放出だ。 やたら元気やヤル気が湧いてくる。 きっと肌もツヤツヤになってたに違いない。 あぁ!恋って素晴らしい! 見ているだけでこんなに幸せって。 童貞が妖精になれる都市伝説よろしく、 セカンドバージンもそのうち妖精になれるに違いない。