16. エプロンくん
このころ、色々と私の欲求不満を
健全に解消する方法を考え続けていた。
その一つが、
「エプロンくん」
いわゆる、家事手伝いを
若いイケメン男性がやってくれる
サービスの事業化だ。
帰宅したら、若いイケメン男性が
掃除を済ませ、料理を作って
待っていてくれる。
週に一回でも、
そんな日があれば、
生きて行けそうだ。
お世辞ばかり言われても
あまりにも虚偽の世界で
おばさんには逆に辛い時もある。
でも、掃除と料理という現実が
あると、実質的な幸福感を得られる。
多少イケメンでなくても
素敵に見えるだろう。
そして、この事業のオーナーと
なれば、若者に囲まれて
仕事ができる。
素晴らしいドリーム。