12. 二歩目
久しぶりのトキメキと、
失恋という懐かしい経験も
させてもらえた。
十分もうけもんだ。
と、少し前向きになってきた私。
妖精にはなれなかったオバさんは、
やはり経済力向上を目指す。
あの笑顔を取り戻すために!
(諦めてないやん!)
私は、この経験から、若者の笑顔は、
無料であるにも関わらず、
ものすごいパワーがあることを実感した。
そしてそれを引き出すことは、
お互いにとって幸せなことではないかと。
この仕組みを、幸せなビジネスモデルにできれば、
若者の笑顔に囲まれた幸せな老後が迎えられる!
と。
経済力は大事だ。
私は、経済的な理由なしに夫婦でいたいと思う。
けれども、現実には、
経済的には、夫が家計の90%を負担している。
家事育児については、90%私が負担しているが、
得意、とも感じていないだけに、
夫の経済的負担に見合うものではないと
感じている。
だから、何か夫に対して納得のいかないこと
があっても、物申せない自分がいる。
だからと言って、簡単に出て行く事はできない。
あぁ。専業主婦になるということは、
こういうことか。
と、今頃になって思うのだった。
おばかな私。
話がそれたが、
まずは、経済力をつけて自立しよう。
そうでないと、何の選択肢もない。
そうでないと、何の選択肢もない。
恋愛など、その後だ。
と、妖精モード一転、気持ちを切り替えた。